解熱鎮痛剤の効果に即効性がある理由

時計 急な発熱や頭痛、歯痛などに効果のある解熱鎮痛剤は、服用してから早いものでは15分で効果があらわれます。
その他の解熱鎮痛剤でも、服用すれば約1時間で効果を感じられるなど即効性があることが特徴です。
とは言え、解熱鎮痛剤の効果は個人差があるので、効果があらわれる時間も人によって違います。
ですが、解熱鎮痛剤の効果に即効性がある理由の一つには、薬の溶け方が関係しています。

解熱鎮痛剤には解熱鎮痛成分意外にも色々な成分が含まれています。
その一つが「酸化マグネシウム」です。
酸化マグネシウムは下剤に使われるほか、胃薬としても使用されています。
解熱鎮痛剤に含まれる酸化マグネシウムは、鎮痛成分によって胃が荒れてしまうのを防ぐ他に、服用後に錠剤が崩壊しやすくなるという働きもあるのです。
薬は、錠剤よりも粉、粉よりも液体という順番で即効性が高くなり、早く溶けることは即効性があるということになります。

即効性を高めるためには早く溶けることが重要で、そのためには水分が必要です。
急な発熱や頭痛など、解熱鎮痛剤を水なしで飲んでしまう、また、少量の水で飲んでしまうというケースがあります。
これでは、薬が溶けるまで時間がかかってしまい、即効性を感じられなくなってしまうのです。

解熱鎮痛剤の働きにも注目します。
痛みの原因となるのはプロスタグランジンという物質です。
この物質は痛みの原因でもありますが、胃腸を守る働きもあります。
プロスタグランジンはシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素があることでつり出されます。
シクロオキシゲナーゼの働きを解熱鎮痛剤が抑えることで、プロスタグランジンを量産させないようにするため即効性があるのです。

痛みの原因となる成分を作り出せなくすること以外の作用を持つ成分もあります。
痛みの伝わりを抑える効果のある成分です。
この二つの効果を併せ持った解熱鎮痛剤も存在します。
眠気や鎮静効果がある薬も多いです。

正しい解熱鎮痛剤の服用方法

解熱鎮痛剤は発熱や痛みがあるときに服用する薬ですが、服用方法を守ることが大切です。
痛みの原因となるプロスタグランジンは、体にとって必要な成分でもあります。
胃粘膜を保護するという役割があり、解熱鎮痛剤を服用することで、プロスタグランジンが作られる量が減ります。
それにより、胃が荒れるなどの胃腸障害がおきることがあるのです。
胃が荒れることで、びらん性胃炎に発展することもあり、さらに悪化すると胃潰瘍や胃ガンに進行する可能背もあります。

びらん性胃炎など胃が荒れないようようにするには正しい薬の飲み方をすることが大切です。
解熱鎮痛剤を服用するときは、たくさんの水やぬるま湯で服用します。
たくさんの水で飲むことで、薬が溶けやすく、吸収しやすくなり、即効性を感じることができます。
薬のタイプにはカプセルもあり、カプセルは喉や食道にくっついてしまうことがあります。
するとその部分で炎症が起きやすくなるので水を多くの飲むことが必要なのです。

服用は胃腸の負担を減らすために、空腹時を避けるようにします。
軽く食事をしてから服用したり、牛乳を飲むというのも飲み方の一つです。

正しく服用しても、個人差で胃が荒れてしまうことがあります。
解熱鎮痛剤を服用すると胃が荒れるという場合は胃に優しく作られている薬を選ぶことをおすすめします。
鎮痛成分の他に、酸化マグネシウムなどが含まれていると、胃が荒れるのを防ぐことができます。

解熱鎮痛剤の中には、眠気があらわれる成分が含まれていることもあるので、車の運転や機械の操作を行う場合は注意が必要です。
また、頻繁に服用すると、服用によって頭痛が誘発されることがあります。
決められた用法用量を守って服用するようにします。