タミフルと異常行動の関係性

タミフルは日本で発売され服用後、異常行動で亡くなられた方が多く話題になりました。タミフルが原因かは不明ですが、海外ではそれほど問題視されていないようです。なぜ、日本人にだけ多く異常行動が見られるのでしょうか。その関連性が気になるところです。

日本は世界の7割のタミフルを消費

日本国内では患者の症状などに合わせてさまざまな医薬品が処方されており、タミフルもその一つです。
インフルエンザ発症から48時間以内に服用することでインフルエンザウイルスの増殖を抑制し、症状を軽くして回復を早めるという効果がありますから、かつてから広く処方される薬になっています。
そして日本国内でのタミフルの処方回数ということで言えば、これは世界でも群を抜いています。
全世界で製造されるタミフルのうち7割が日本国内で消費されており、消費量二位の米国の2割という数字をはるかに超えています。
ではどうして日本国内でここまでタミフルが消費されているのかというと、理由として最も大きいのが「比較的軽度の患者にも積極的に処方されているから」ということが挙げられます。
日本国内ではインフルエンザの発症が確認され、その症状が出た時間から48時間以内なのであれば積極的に処方され、治療に採用されるようになっています。
これは米国との大きな違いでもあるのですが、米国では薬剤耐性を持つウイルスを作らないためにも使用はなるべく控え、入院が必要なほどに症状が悪化しているような人など限られた状況でしか処方されないようになっているのです。
ただしかし、こうした状況を「日本は薬品を濫用している」というように単純に見るのは正しいことではありません。
タミフルを適切に服用すればかなり効率的に治療をできることは間違いありませんし、早い段階で治療を完了させることは感染拡大のリスクを抑えることにもつながります。
とはいえ世界のうち7割を使用しているのは少々使用しすぎであるということも確かですから、今後タミフルの処方に関してどのようにバランスを取っていくかは考えなくてはならない段階に来ているでしょう。